コニカミノルタジャパン株式会社
BPOで進化したバックオフィス改革
コスト最適化と高品質オペレーションを実現
この事例で紹介されているサービス
複合機および関連商品の出荷・請求系バックオフィス業務を担うBPOセンターをビーウィズが運営
コニカミノルタジャパン株式会社様(以下コニカミノルタジャパン様)は、複合機(MFP)をはじめとするImaging技術を基盤に多彩な製品やサービスを提供し、企業の抱える課題解決を支援しています。
主力商品である複合機のバックオフィス業務では、出荷前のマスター登録業務から出荷後のチャージ業務まで対応範囲が広く、業務量も膨大です。これらの業務を2012年よりビーウィズに委託頂き、現在では請求業務も加わり、松山・札幌の2拠点で約150席規模へと拡大しています。本インタビューでは、両社が築き上げていった「強固なパートナーシップ」についてお話をうかがいました。
目次
1.バックオフィス改革の第一歩。標準化とコア業務へのシフト
コニカミノルタジャパン様がバックオフィス業務のアウトソーシング(BPO)を検討し始めた当初、業務は全国の営業所に分散していました。各拠点の社員や派遣スタッフが内製で処理をおこなっていたため、エリア独自の運用ルールなど、業務の属人化や非効率な運営が大きな課題となっていました。
「元々は、複合機の契約登録からチャージ(使用枚数に応じた請求)の締め作業まで、各拠点で内製していました。社員や派遣スタッフが対応していましたが、それらを東京で集約後にも派遣スタッフの採用、教育負荷、効率化と品質の両立、コスト削減など達成したい目的は多岐にわたりました。我々自身も『オペレーション業務』から『考える仕事(コア業務)』へシフトする必要がありました。そこで、安定的なサービス供給と社員のコア業務への集中を目的に、アウトソーシング化することを決定しました」(川田様)
その最初の拠点として選出されたのは、ビーウィズの松山センターです。
「複数の候補地を検討する中で、松山は環境面が非常に優れていました。災害が比較的少なく、BCP(事業継続計画)の観点で有利です。また、スタッフの定着率が高く、長期的な人材確保も見込めます。立ち上げ初期には当社の担当者が東京に滞在し、直接業務を引き継ぎました。そこから段階的に業務領域を拡大していったのです」(月田様)
コーポレート本部
業務推進部
企画管理グループ
リーダー
川田 亮 様
業務立ち上げ時はコンサルによるフロー見直しをおこない、業務標準化を推進。エリア単位で分かれていた処理体制を業務単位に再編し効率化を推進しました。さらに、オペレーターのマルチスキル化促進や繁忙期の期間限定増員で繁閑に柔軟に対応できる体制の構築により、安定した運用基盤を整備していきます。
初期はチャージ業務から開始し、2年後には複合機設置に関する各種情報を登録するマスタ業務へ拡大。その後は登録されたマスタ情報の審議業務へと段階的に業務範囲を拡大していきました。現在、松山センターでは、テレワークで就業しているメンバーを含めて、80席規模のセンターにまで成長しています。
また、業務の安定化を受け、契約形態も「従量課金制」に移行しました。これにより、コストが最適化されるとともに、業務量とコストの関係が可視化され、運用改善のサイクルがより早く回るようになりました。
「従量課金制により『どれだけの業務にどれくらいのコストがかかっているのか』を可視化できるようになりました。我々委託側も『ビーウィズ様のオペレーションに手間をかけさせないために、上流工程のプロセスやオペレーションの改革』に取り組むことができました。BPOによって創出された時間を、両社で品質向上や効率化に向けた改善議論に充てることでコストの最適化が図れ、非常に良い循環が生まれています」(川田様)
2.危機を乗り越えて育まれたパートナーシップと改善文化
14年にわたるパートナーシップの中で、両社の絆を決定づけた大きな出来事があります。それが、2019年にコニカミノルタジャパン様で実施された社内システムの大規模刷新です。プロセスや画面の変更に伴い、一時的に未処理の案件が増加し、お客様への請求に影響が及ぶ可能性がある状況となりました。
この状況に対し、ビーウィズの現場マネージャーは日々の処理キャパシティを精緻に算出。連日コニカミノルタジャパン様と密なすり合わせをおこないながら、現場一丸となってリカバリー対応を完遂しました。
「あの時の現場の底力は本当に凄かったです。我々の事情を理解し、リカバリー目標を達成するためにSVもオペレーターも1日あたりの対応件数を増やして一丸となって乗り切ってくれました。その結果、ビーウィズ様に対する信頼がさらに強固なものになりました」(川田様)
この危機を通じて発揮された現場の対応力は、その後の業務改革にも生かされています。現場の課題を見つけると、自発的にVBAやPower Automateを活用したRPA化などの効率化策を提案・構築しています。
コーポレート本部
業務推進部
企画管理グループ
クロスファンクションチーム
チームリーダー
月田 孝輔 様
「ビーウィズ様は、言われた業務を遂行するだけではありません。『こういうプロセス・オペレーションにすればより生産性が高まる』といった“逆提案”をしてくれます。実際に、我々の上流工程の申請作業を省力化できないか相談したところ、自動化の仕組みを構築してくれたのです。これにより社内での業務負荷が劇的に改善しました。この取り組みをビーウィズ様と共に推進した我々の担当者は、社内のアワードで表彰されました」(月田様)
3.継続的な進化を支える運営基盤
松山センターでの高品質かつ安定した運用実績を経て、2021年に新たに札幌にて請求書の発行・入金確認・購買業務もおこなうようになりました。一方で、委託範囲の拡大にともない、正社員・派遣スタッフが担っていた複雑な業務の引き継ぎが新たな課題として表面化しました。業務の属人化や複数の業務プロセスが存在していたためです。さらに当時は新型コロナウイルスの感染拡大期。ビーウィズの現場でも知識の吸収やフロー整理に大きな負荷がかかっていました。
「我々としても、マニュアルを整備していましたが、実際の業務ではイレギュラーなケースも少なくありません。だからこそ、オンラインだけで引き継ぎを完結させるのではなく、実際に1週間や数日単位で札幌センターへ足を運び、現場で直接コミュニケーションを取りながら進めました」(川田様)
コロナ禍の厳しい状況の中でも、コニカミノルタジャパンのご担当者様は現地でのレクチャーや課題のすり合わせを重ねるとともに、双方の管理者・メンバーによる密なコミュニケーションを通じて相互理解を深めました。その結果、すでに松山で育まれていた「コニカミノルタジャパン様の業務を支える」という意識が札幌にも広がり、委託元・委託先という関係を超え、両社が一体となって業務を運営する体制が築かれました。
「札幌・松山ともに、現場の皆さんがコニカミノルタジャパンの業務に強い責任感を持って取り組んでくださっています。依頼した業務は、確実に巻き取って効率的に運営して下さることで、この14年間で多くの業務を段階的にお任せすることができました。高い精度でオペレーションを実現していただいていることに深く感謝しています」(月田様)
業務のアウトソーシングを超え、共にビジネスプロセスを改善し続ける関係性を築いてきたコニカミノルタジャパン様とビーウィズ。今後の展望についても、力強いお言葉をいただきました。
「コニカミノルタジャパンのMFP分野におけるバックオフィスの中核業務をビーウィズ様に担っていただいており、現在では欠かせないパートナーとなっています。今後も、当社のビジネスを根幹から支える存在として、共にさらなる進化を目指してまいります」(川田様)
両社が築いてきたパートナーシップは、単なる業務委託にとどまらず、事業を支える基盤として今後も進化を続けていきます。
お客様プロフィール:コニカミノルタジャパン株式会社
コニカミノルタジャパン株式会社様は、複合機やデジタル印刷システムをはじめ、企業のDXや働き方改革を推進する多様なITソリューションを提供する企業です。単なる機器販売に留まらず、ペーパーレス化やオフィスデザイン、生成AIを活用した業務効率化まで、企業の経営課題に寄り添った手厚いサポートを特長としています。さらに、画像処理技術を活かした医療・介護現場向けのヘルスケアソリューションを展開するなど、その支援領域はオフィスに留まりません。お客様の課題に真摯に向き合い、寄り添いながら新しい価値を共に創り上げることで、真の社会課題解決企業となることを目指し、多様なワークスタイルの実現と、より良い社会の持続的な成長を支え続けています。
| 会社名 | コニカミノルタジャパン株式会社 |
|---|---|
| 所在地(本社) | 〒105-0023 東京都港区芝浦1-1-1 BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S 10F |
| 設立 | 1947年10月 |
| 資本金 | 3億9,710万円 |
| 従業員数 | 2,795名(2026年4月現在) |
ビーウィズ担当者コメント
クリエイション第2事業部
アカウント第6グループ
伊藤 透
クリエイション第1事業部
アカウント第4グループ
中村 満
広域営業部
東日本営業ユニット
ユニットマネージャー 鍋島 慧
コニカミノルタジャパン様とは14年という長きにわたり、非常に深い信頼関係を築かせていただいております。松山、札幌2つの拠点で業務を運営する現場の努力による効率化や品質向上、コスト最適化もご評価いただきました。お互いがWin-Winになれる契約形態を共に構築できたことは、バックオフィスのBPOにおいて非常に素晴らしい事例だと感じています。今後も営業・現場が一丸となり、コニカミノルタジャパン様のビジネス変革を支えるパートナーであり続けられるよう提案を続けてまいります。
この事例で紹介されているサービス
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20年以上にわたりパートナーシップを形成
- 業種
- メーカー, 小売・流通・サービス
- 成果
- インバウンド, 業務の自動化 / 効率化, 応対品質向上
- 業種
- メーカー, 小売・流通・サービス
- 成果
- 事務処理, 従業員の負荷軽減, 業務繁閑への対応, 顧客満足度の向上, 応対品質向上
- 業種
- メーカー
- 成果
- インバウンド, 事務処理, コンサルティング, 従業員の負荷軽減, 業務の自動化 / 効率化, 業務繁閑への対応, 顧客満足度の向上, 応対品質向上
- 業種
- メーカー
- 成果
- 事務処理, コンサルティング, 運用コストの削減, 業務の自動化 / 効率化