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ガチャはガチャでも上司ガチャ ~アタリとハズレは実は紙一重?~
  • #上司ガチャ
  • #職場環境

HUMAN

sasaki

2023.10.18

今や600億円の市場規模を誇るガチャガチャ。精巧なミニチュアからキーホルダーやアクリルチャームなど、毎日のように多彩な新作が発売され、ガチャガチャの専門店やビルの1フロアが丸ごとガチャガチャ売り場になっているお店もよく見かけるようになりました。数年前から完全にハマった私はランチそっちのけで毎日のようにチャレンジして、同じものが被ったら同僚、部下にあげてウザがられる日々を送っています。

この話なら半永遠的に話せますが、今日はガチャはガチャでも人間関係のガチャの話。2021年の流行語大賞に選出された親ガチャがあまりにも有名ですが、その他にも隣人ガチャや担任ガチャ、生徒ガチャ、配達員ガチャなどいろんな派生型が巷に出回っています。

数あるガチャの中でもサラリーマンの私が気になるのはやっぱり上司ガチャ。会社に所属している以上、実際に配属されるまでどんな上司につくかわからないし、自分の意志では決められない。確かに何が出てくるかわからないという意味ではガチャガチャと似ているかもしれません。

SNSでも、上司ガチャに関する投稿の多い事。会社員にとって意外に身近で切実なキーワードになっているようです。気になっているのが私だけじゃなくて安心した反面、逆に心配になったのが投稿の中身。「上司ガチャにハズレた」「当たらなかった」など、「当たった」事への喜びより、「ハズレた」事への嘆きの方が圧倒的に多く見受けられました

毎年発表される「理想の上司ランキング」の上位名前が並ぶ内村光良や水卜麻美と比べたら、そりゃさすがに自分の上司はかすんで見えますよ。。。上司に求める理想と現実にギャップを感じて、多かれ少なかれガチャにハズレたと思う人は多いのかもしれません。でも、アタリ、ハズレの定義や基準って一体何なのか。いろんな人の投稿や書籍、サイトなども参考にしながらちょっと考えてみました。

意外と曖昧なアタリとハズレの定義

まず、ハズレ上司の典型と言えるのは、いわゆるハラスメント系。高圧的で言い方がキツイ、すぐに感情的になって怒る、男尊女卑の考えがあるなどなど。これはもはや言語道断。上司として論外と言っていいでしょう。こんなハズレ上司に悩んでいる方はしかるべき対応を取る事をオススメします。

でも、それ以外の特徴を考えてみると、アタリとハズレの境界線は曖昧というか、接する部下の性格やスキル、置かれている状況、部下の受け取り方によって、アタリにもハズレにもなり得るものが意外なほど多くあるではありませんか。いくつか例を挙げてアタリ、ハズレを比較してみましょう。


「指示が細かくて的確」と「指示が大雑把」

「うちの上司は指示が大雑把で何をしていいかわからない」。誰しもそんな嘆きを聞いた事ありますよね?私は結構言っていた気がします。確かに指示が的確だと自分の仕事が明確になって動きやすいのは間違いありません。1から10まで仕事の手順とやり方がわかっていたら、そりゃ進めやすいに決まってます。逆に指示が大雑把だと何をしていいかわからず、動きが止まってしまったり、考え込んでしまう事はあるでしょう。

でも裏を返せば、指示が明確であればあるほど、やる事が決まっている分、その仕事の意味を考えず、妄信的にただ作業をこなすだけになっている事はありませんか?一方で指示が大雑把だった場合、何をしたらいいか、どうすればその指示をクリア出来るか、自分の頭で考える癖がつくのもまた事実です。結果的に失敗に終わったり、余計に時間がかかったりする事もありますが、知恵を絞って自分の頭で考える事は、将来的に自身のスキルを形成する上で重要なプロセスだったりします。テレビゲームの世界でも攻略本を見て難なくクリアするより、自分で苦労して謎を解いた方が感動と達成感を味わえるのと一緒です。

しかも、自分で考える、自分なりの方法を試す事が出来るのは、上司からそれなりの裁量を与えられ、自分の思う通りに仕事を進められる贅沢な状況でもあります。これは逆に上司から信頼されている証なのかもしれません。そう考えると、指示が細かい方か、大雑把な方か、どっちがアタリで、どっちがハズレか一気にわからなくなります。

「困っている時に助けてくれる」と「困っている時に助けてくれない」

「データ入力の作業が〆切までに終わらない」「納期までに仕事が終わらない」。そんな時に無言で手伝ってくれる。。。それはもう最高のアタリ上司に違いありません。「神」と叫んで思わず惚れてしまうでしょう。その瞬間、その断面では感謝するのは間違いないのですが、もっと長いスパンで見た時に、果たしてそれは本当にアタリ上司と言えるのか。

助けてもらって「上司にもうこんな事はさせられない」と戒めたらいいのですが、手伝ってもらう事がクセになってしまったら、、、それはもう成長の妨げにしかなっていません。確かにその瞬間は辛いかもしれませんが、あえて手伝わずに自分の手で仕事を完成させる。それが成功体験に繋がり、こんな苦しい思いはしたくないと計画的に仕事を進めたり、事前に準備しておくきっかけになるかもしれません。

「成長の機会を与えてくれる」と「仕事を押し付けてくる」

「●●さんの下に就くと成長させてくれる」「成長のチャンスを与えてくれる」。そういう上司は確実にアタリです。でも、見ているだけで成長する事はあまりなく、成長するためには何かの仕事をこなして、乗り越える必要があります。そのために上司が部下に対して仕事を割り振るのは当然の話。それを「チャンス」と捉えるか、「押しつけられた」と捉えるか。取り方によって180度変わってきます

私も同じタイミングで複数のコールセンターの立ち上げを依頼されたり、短納期で大量のタスクを任せられた時には、「仕事を押し付けられた」と愚痴りながら仕事をしていた記憶があります。結果、成功も失敗もありつつ、どうにかこうにか乗り切ったのですが、数年経って振り返ると、当時経験した事が自分の仕事の軸になって、自信に繋がっている気がします。今となっては、あれは上司からもらったチャンスだったのかなと。でもそう思うのは数年後。仕事をもらった瞬間は押し付けとも思えるわけで、これもまたアタリとハズレは表裏一体。考える時期によっても違ってくるかもしれません。

「誰にでも平等に接してくれる」と「人によって態度や対応を変える」

誰にでも分け隔てなく接する上司。理想的です。でも部下のスキルや性格は千差万別。ある部下には甘く囁いて、ある部下には怒鳴るのは論外ですが、本気で何かを教えよう、伝えようとすると、どうしても接し方や伝え方が違ってくる事があります

理解力が高く、仕事も速くて正確な部下にはある程度任せて定点でチェックする。一方で覚えるのに時間がかかり、ミスを起こしやすい部下にはチェックの頻度を増やしたり、時には横に付いて個別にレクチャーする事もあるでしょう。さらに落ち込みやすくてケアが必要な部下には積極的に声をかけて励ましたりしていると、接触時間の差は歴然。どうしても平等ではなくなってしまいますが、これがハズレ上司かというとむしろアタリな気もしてきます

大切なのは部下へのちょっとした一言

このように全てが全てとは言いませんが、上司のアタリとハズレは実は紙一重なのかもしれません。皆さんも何かしら心当たりがあるのではないでしょうか。では、どこにアタリとハズレを感じさせるポイントがあるのか。前述したように、タイミングや受け手側の性格、状況、そして上司の伝え方などによって変わるものなので、一概にまとめるのは難しいかもしれません。でも自身の経験を振り返ってみると、大切なのは事前にちょっとした一言があるかないかで部下が受ける印象はだいぶ変わってくる。これに尽きるのではないでしょうか。

前述した例に照らし合わせると、大雑把は指示を出す前に「大枠しか伝えないから自分なりに考えてやってみて」とか。難しい仕事をお願いする場合は「いい経験だから一人で頑張れ」「次にステップアップするチャンスだからやってみよう」とか。接触頻度が少なくなりそうな部下には「○○さんはもう大丈夫そうだから基本任せます。わからない事があったら声をかけてね」 とか。少しだけでもフォローや説明があるだけで、部下の不信感を招いたり、やる気を削いたり、いわゆるハズレ上司と思われるリスクを回避出来るのではないでしょうか。いや、粋に感じて逆にモチベーションが上がった事だって実体験としてありますもん。

それくらい「言わずもがなでしょ」と思うかもしれません。でも、人間誰しも、いくつになっても、小さな一言だけでやる気になったり、落ち込んだりするものです。上司ガチャのアタリ上司とは。。。ちょっとした気遣いが出来る人なのかもしれません。

本当にハズレかちょっと立ち止まって考えてみる

そして、部下の視点から考えると、上司ガチャにハズレたと嘆く事は自由。それでストレス発散になるのであれば、人に迷惑をかけない限りは全然アリだと思います。でも、それをきっかけに転職するとか、退職するとか、重い決断に繋がるのであればちょっとだけ立ち止まって考えてみてください。上司の指示や対応で自分にとってプラスになっている事はないか、その瞬間だけでなく、数年後を見た時にメリットがあるのではないか。新しい気付きがあって、見方が変わるかもしれませんよ。さて、そんな私もどこかの誰かのアタリ上司、アタリ部下と思ってもらえるよう頑張ります。

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