オペレーションを進化させる
現場のWEBマガジンpowered by Bewith

見方を変えたら、コロナ太りって素晴らしい

  • #デジタルトランスフォーメーション
  • #AI
  • #RPA
  • #デジタル
  • #DX

DIGITAL

MT

2020.10.28

“コロナ太り“

個人的には、自分のだらしなさを何かのせいにしてしまいそうな言葉で避けています。

が、目を背けられない現実として、この半年の体重増加10㎏弱は、そもそも言い訳できないですね。

テレワークが増えて、確かに移動は減ったかもしれません。

営業職種である自分が、お客様先に足を運ぶのではなく、電波に乗せて声を運ぶ事が主流になった事は、運動量が減る最大の理由でしょう。

ですが、太ったのは実際にそれだけではないような気がします。

実際、私は都内で勤務をしていますので、移動といっても駅までの徒歩。

私の実家がある田舎のように駅まで何キロもある、といった環境ではないので、徒歩の移動はせいぜい一日あたり数キロにしかならないはずです。

ではなぜ太ったのか。
先日の土曜日朝にかけられた一言に全てが詰まっていました。
(そもそも、そんな理由を把握していない自堕落さが原因というのはさておき・・・)

『最近、袋明けて少しだけ食べてばっかり。食材の管理が大変なんだけど!』

確かにごもっとも。
テレワークが増え、自宅にいる事が多くなり、つまみ食いが増えました。

「ご飯つくるほどじゃないなあ・・・」と、ソーセージの袋を開けて1本、ベーコン一切れ・・・ etc
妖怪 “買い置き荒らし“ の誕生です。

そのあと、しっかり晩ごはんも頂くので、それは勿論太るでしょう。

だがしかし!
敢えて言いますが、この美味しいとこ取りのまさに “ビュッフェ” のようなつまみ食いって、幸せですよね。

美味しいとこ取りの “ビュッフェ食い“ って色んな所にある

この美味しいとこをつまんで頂くビュッフェ形式の楽しみ方、“ビュッフェ食い“ とでも呼びましょう。

“ビュッフェ食い“ の素晴らしさは、実際の食事だけではないと思います。
特に身近に感じるのは、今や普及率がどうこういうのもはばかられるほどに当たり前になった、皆さんのお手元にあるスマホではないでしょうか。

「Androidを使っている」「iOSを使っている」と、多くのスマホユーザーのOS及び機種が他の方とも同一である中で、その中身は千差万別といえます。

これは、人によってダウンロードするアプリにバリエーションがあるからです。

スマホアプリはその多くがダウンロード無料で提供されていますので、ユーザーは、最新機能を持つものや、今までと違ったものを気軽にダウンロードして楽しみます。

中には、利用シーンや用途によって、複数のニュースアプリやカメラアプリを使い分けて使用する方も多いと思います。

こういった使い方が出来るのは、基本無料という “気軽さ” によるもので、この気軽さがまさに多種多様あるアプリの “ビュッフェ食い“ を実現させるのでしょう。

ビジネスシーンの “ビュッフェ食い“ は難しい

仮に、このアプリが全て有料だったと仮定したら、困ってしまいます。

ユーザーは様々な情報サイトを閲覧し、その機能や特徴、どういった用途であれば最適なのかを調査し、比較検討した上で購入する事になるでしょう。

何の気なしに、気軽に行っている “ビュッフェ食い“ はできなくなるという事です。

ふと考えれば、これはビジネスシーンで往々にみられる事だと思います。

以前投稿させて頂いた記事「80代のおばあちゃんはどうぶつの森からWi-Fiを学ぶ」の中でも触れておりますが、特に、新しいサービスやテクノロジーの導入における、PoCを含んだ検討に多くみられます。

下のような、理想と現実が存在します。
理想:叶えたい具体的な理想像に対して、必要なテクノロジーの仮説が立てられている。
現実:プロダクトアウト的に、テクノロジーを知った上で、そのテクノロジーに合わせた解決可能な問題を探す。

そして、この理想と現実はPoCだけではなく、本来のデジタル導入でも同様です。
よって、デジタル導入の難しさの原因は、デジタル導入の“理想“を立てるために、PoCの実施を検討するも、結局、PoCの理想と現実のギャップに苦しむという堂々巡りにあります。

※「80代のおばあちゃんはどうぶつの森からWi-Fiを学ぶ」一部抜粋

つまり、スマホアプリの “無料” 体験に例える事が出来るサービスのPoCが用意されていたとしても、ビジネスシーンにおける “ビュッフェ食い“ は叶いません。

また、最新の技術であればあるほど、最先端な研究や開発がつきまとい、それを享受するための初期投資も比例して大きくなっていきます。

技術が低コストで提供されるためには、多くの場合、スマホのアプリケーションのように、スマホがプラットフォームとして普及し、その利用ユーザー数の担保が出来る事が不可欠です。

これは最新通信技術の5Gが期待されている要因だといえます。
通信技術は、今や誰しもが持ち合わせるスマホというデバイスをベースに享受できる、プラットフォーム技術です。

しかしながら、現代の企業が新技術を取り入れる背景には大小はあれど、このプラットフォーム化を目指す事が目的であるため、“生みの苦しみ” を持つのです。

ビジネスシーンの “ビュッフェ食い“ = “いいとこ取り” をして頂くために

さて、ビジネスシーンにおける “ビュッフェ食い“ は、更に突き詰めると、さながら定食のおかずだけを複数組み合わせて頂く、“美味しいとこ取り” だと私は考えています。

システムはSaaS型となり、投資はかなり安くなってきていますが、最低ライセンス数の縛りや、構築費用など、それなりの初期投資が発生します。

また、システム構築費用だけでなく、導入したシステムを検証して、カスタマイズし、業務にマッチさせていくその過程においては、人件費もかかっていきます。そうなると、なかなか腰が重くなってしまいます。

やはり、必要な箇所に必要な分だけ、テクノロジーの恩恵等を導入出来れば、これに越したことはないでしょう。

わが社が掲げるデジタル&オペレーションサービスの基本的な理念は、自社で導入するのにはチャレンジングな初期投資が発生するような最新のテクノロジーを、当社を通じて使って頂き、“美味しいとこ取り” をして頂くことです。

我々がAIやRPAを始めとした技術を導入し、それを活用したオペレーションサービスを提供する事により、そのシステムの活用シーンの検証を繰り返しています。

つまりクライアント企業様には、その技術の美味しいとこ、つまりAIを活用してオペレートされた成果物だけを享受する事が可能です。

デジタルの美味しいとこを、アウトソースサービス(変動費=必要な所に必要なだけのコスト)として “ビュッフェ食い“ して頂く。

仮に自社で技術を導入する場合は、固定費として投資をする事になり、気軽な “ビュッフェ食い“ とは言えないでしょう。

また、我々からすれば、この “ビュッフェ食い“ を多くの企業様に経験して頂くことで、また新しい・より優れた技術の導入検討が可能となります。

この特徴をより濃く実現させるために、デジタルAIオペレーションセンターを設立しました。

このセンターでは、“技術の恩恵“ のみでなく、それを活用する運営オペレーションも “ビュッフェ食い“ して頂くことを目的としています。

特に、デジタルAIオペレーションセンターでは、忙しい時期だけの短期間業務のみを、この技術を活用したオペレーションで提供可能なセンターとなっており、より “ビュッフェ食い“ の特色を色濃く出しています。

コロナ禍に入り、各社共に見通しが不透明でありながら、テレワークをはじめとしてデジタル化の必要性にも迫られている状況です。

このような時代だからこそ、「所有から利用へ」をさらに加速化させ、テクノロジーだけでなく、オペレーションを行う組織すら、必要な時だけ利用ができるという、「美味しいとこ」を組み合わせた事業運営の実現を目指していきたいと思います。


さて、ここまで “ビュッフェ食い“ の素晴らしさを書かせて頂きました。
しかしながら、私が太った事を正当化しているわけではありません。

次回、私が記事を投稿させて頂く際には、冒頭にダイエットのご報告から始められればと。
5㎏・・・いや3㎏は頑張ります。

皆様におかれましては秋の季節、健康を保ちつつお過ごしください。

ビーウィズでは「デジタル&オペレーション」として、AIをはじめとする先進的なデジタル技術を活用したオペレーションサービスをご提供しております。
最先端技術を手軽にご活用いただき、業務プロセスの効率化や品質向上のお手伝いをさせていただきます。

■ライター「MT」の最新一覧


関連記事