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事務職の平均年収はどのくらい?
種類ごとに詳しく解説!

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仕事を選ぶうえで、希望する職種の平均年収がどのくらいなのかを知っておくことは重要です。「事務職の仕事に就くことを検討しているけれども、どのくらいの収入を得ることができるのかを知りたい」という方もいるのではないでしょうか。
なお、事務系の仕事であっても、種類ごとに収入に差があります。本記事では、事務系の仕事を探している方に向けて、事務職の種類別の平均年収について徹底解説したうえで、事務職の魅力や歓迎されるスキル・資格も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

事務職の平均年収

事務系の仕事に就いている方の平均年収は、336万円程度です。ただし、事務職にも、さまざまな種類があり、細かく見ていくと種類ごとに平均年収が異なることにご留意ください。以下に、事務職の種類別の平均年収を示します。

  • 貿易事務:385万円(男性426万円、女性362万円)
  • 営業事務:337万円(男性388万円、女性329万円)
  • 一般事務:337万円(男性395万円、女性319万円)
  • 医療事務:286万円(男性361万円、女性277万円)

これらの数値は、2021年9月~2022年8月の1年間に、求人情報・転職サイト「doda」のサービスに登録した20歳~65歳の方のデータに基づいて算出されたものです。また、あくまでも「年齢・雇用形態・性別を問わずに算出された平均値」であり、実際には年齢や雇用形態(正社員なのかパート・アルバイトなのか)、性別によって平均年収に差があることを認識しておきましょう。

なお、男女間で平均年収に大きな差がありますが、「配偶者の被扶養者から外れないように勤務日数・時間を調整しよう」と考える方が一定数存在することが、女性の平均値を引き下げる原因になっている可能性があります。

事務センターの仕事の平均年収

近年、事務処理を各部門・各部署でバラバラに実施するのではなく、「事務センター」に集約する企業が増加中です。外部業者に事務センターの運営を委託するケースも見受けられます。なお、民間企業だけではなく、官公庁(「日本年金機構」や「国税庁」など)でも事務センターを設置する事例が増えていることを覚えておきましょう。

事務センターでは、マニュアル化が進んでおり、効率的に事務を遂行できます。「先輩スタッフなどに質問するのが苦手」という方や「事務系の仕事をした経験がない」という方は、事務センターで働くことも検討してはいかがでしょうか。

事務センターの仕事の年収は、企業ごとに異なります。加えて、雇用形態(正社員なのかパート・アルバイトなのか)や地域によっても差があることにご留意ください。

ちなみに「OSHIGOTOマート」に掲載されている求人情報から、事務センターの平均年収を計算すると「約238万円」となります(年収の計算式は「求人情報に掲載されている時給」×「8時間(1日の労働時間)」×「20日(1ヶ月の出勤日数)」×「12ヶ月」で、交通費は除外)。

上述した事務職の平均年収に比べると少なくなっていますが、これはOSHIGOTOマートに掲載されている求人情報の多くが「アルバイト・バート」であることが原因です。また、実際には労働時間などの違いにより、個人ごとに年収が異なるので、あくまでも「参考値」としてお考えください。

事務センターの仕事の魅力

以下は、事務センターにおける仕事の魅力です。

  • 業務内容のマニュアル化が進んでいる
  • 基本的に内線電話などへの対応が不要
  • 経験や資格がなくても就業できる

それぞれについて詳しく説明します。

業務内容のマニュアル化が進んでいる

事務センターでは業務内容のマニュアル化が進んでいるため、1つ1つの業務について先輩スタッフに質問しなくても、スムーズに業務を遂行できます。

「これまで運送業や建設業、飲食業などの仕事に従事してきたため、事務系の仕事をした経験がない」「先輩スタッフに業務の遂行方法を質問するのが苦手」といった方は、事務センターで働くことを検討すると良いでしょう。

基本的に内線電話などへの対応が不要

一般的な事務職の場合、内線電話や来客者への応対など、幅広い業務を遂行することが求められる場合があり、臨機応変に動かなければなりません。

しかし、事務センターでは、基本的に「特定の仕事(郵便物の開封作業など)」に専念できます。「1つの業務のみを集中的にこなしたい」「複数の業務を遂行するのが苦手」という方には、事務センターがおすすめです。

経験や資格がなくても就業できる

上述したように、事務センターではマニュアル化が進んでいるため、事務職の経験やスキルがない方でも就業することが可能です。

なお、事務センターで業務を遂行すれば、各種スキル(「基礎的なITスキル」など)を習得できるため、キャリアアップに役立ちます。昨今、「AI(人工知能)の進歩によって将来的に事務職の募集が減少する可能性がある」という言説を見聞きする機会が増加しており、不安を感じる方がいるかもしれませんが、事務センターで身につけたスキルや経験は、今後のキャリア形成で武器になるでしょう。

事務職で歓迎されるスキル・資格

事務職に就く場合は、以下に示すスキル・資格があると歓迎されるでしょう。なお、持っていると歓迎されますが「必須というわけではない」という点にご留意ください。事務センターでは業務ルールやマニュアルが整備されており、研修も実施されるため、これらのスキル・資格がなくても就業することが可能です。

  • ITスキル
  • コミュニケーション能力
  • ビジネス実務マナー検定・秘書検定

それぞれについて詳しく説明します。

ITスキル

事務系の仕事では、しばしば、パソコンなどのIT機器を操作する機会があります。そのため「キーボードで文字や数字を入力する」「コピー&ペーストをする」「ワープロソフトや表計算ソフトを操作して、ファイルを作成したり、プリントアウトしたりする」といった基本的なITスキルがあれば、スムーズに業務を遂行できるでしょう。

ただし、ITの専門職(プログラマーやシステムエンジニア)ではないため「プログラミング」や「サーバーやネットワークの構築・管理・保守」といった高度なスキルは求められません。

コミュニケーション能力

職場によって程度は異なるものの、事務職として働くのであれば、ある程度のコミュニケーション能力が欠かせません。業務を遂行している際に不明な点が生じることがありますが、上司や同僚から対処法を教えてもらうためには「気持ちよく回答してもらうための話術」が求められます。

なお「事務センター」の場合、業務ルールやマニュアルがしっかりと整備されており、自力で解決できる可能性が高いので、過度に不安を抱く必要はありません。

ビジネス実務マナー検定・秘書検定

公益財団法人実務技能検定協会の「ビジネス実務マナー検定」や「秘書検定」に合格している人材は、事務系の職場で歓迎されるでしょう。

もちろん、上記検定試験に合格していなくても、事務職として就業することは可能です。ただし、受験対策を通して、あらゆる仕事(事務職を含む)で必要とされる「基本的なビジネスマナー」を習得できるので、挑戦することもご検討ください。

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なお、特別な技術や高度な技能は必要ありません。手厚い研修制度が用意されているため、はじめて事務系の仕事に就く方や、育児や介護などでブランクがある方でも安心です。「100INTERVIEW」のページには、先輩スタッフの「生の声」が数多く掲載されています。「職場の雰囲気や、働いているスタッフの様子を知りたい」という方は、インタビュー記事を参考にしてはいかがでしょうか。

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この記事の監修

奥山 寛史

ビーウィズ株式会社 HR部 部長

2003年にビーウィズに入社。通信、流通、官公庁等の各コンタクトセンターSVおよびマネージャーを経て、採用部門の担当者として従事。OSHIGOTOマートでは働くスタッフの声、働く職場、応募から入社までの流れなど、ビーウィズの情報すべてが詰まっています!是非じっくりご覧ください^^

記事の監修者:奥山 寛史