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なぜデータ入力の仕事は時給が高い?
業務の内容もご紹介!

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データ入力とは、指定されたフォーマットや専用ソフトウェアを使用して、アンケート用紙や音声データなどの内容を入力する業務であり、飲食や販売系の仕事に比べて時給が高い傾向が見受けられます。「資格が不要」「上司や同僚との共同作業がない」「体力がない方でも従事できる」といったメリットがある一方、時給が高い理由として、「正確さとスピードが求められる」「データ入力以外の業務にも対応しなければならない」などが挙げられます。本記事では、データ入力がどのような仕事なのかを詳しく解説したうえで、時給の相場、時給が高い理由、データ入力の仕事をするメリット・デメリットもご紹介するので、ぜひ参考にして下さい。

データ入力とは?

データ入力とは、指定されたフォーマットや専用ソフトウェアを使用して、文字や数字を打ち込む業務(アンケート用紙や申込用紙、伝票などに記入された内容や、録音された音声データの内容を、キーボードを操作して入力する仕事)です。なお、他者が入力した内容の不備の有無を確認したり、ミスを訂正したりする場合もあります。

ちなみに、民間企業から発注される仕事だけではなく、国や地方自治体などから発注される仕事もあることをご存知でしょうか。具体例としては、「新型コロナウイルスワクチンに関するデータ入力」「マイナンバーカードの申請に関するデータ入力」などが挙げられます。「社会全体に貢献したい」とお考えの方に適した仕事と言えるでしょう。

基本的に資格は不要で、キーボードで文字・数字を入力するスキルや、ワープロソフトや表計算ソフトを操作するスキルがあれば、データ入力の業務に従事することが可能です。

データ入力の時給の相場

データ入力の仕事の時給は、飲食や販売系の仕事に比べて高い傾向が見受けられます。具体的な金額は、以下に示すように、地域によって差があるのでご注意ください。例えば、札幌では時給が920円~1,350円程度となっているのに対し、首都圏では時給が1,200円~1,500円程度となっています。

なお、同じ地域であっても企業ごとに時給に差があるので、求人広告の時給欄の記載内容を比較したうえで応募先を決めましょう。

なぜデータ入力の仕事は時給が高い?

以下は、データ入力の仕事の時給が高い理由です。

  • 正確さをスピードが求められるため
  • データ入力以外の業務にも対応しなければならないため
  • 人手が足りないため
  • 即戦力となる人材を確保するため

それぞれについて詳しく説明します。

正確さとスピードが求められるため

データ入力の仕事では、アンケート用紙や伝票などに記載されている大量の文字や数字を、正確かつスピーディーに入力する必要があります。

特に「健康に関する情報」「お金の記録」などを取り扱う場合は、些細なミスも許されません。集中力や根気強さが必要で、労働負荷が高い仕事であることから、相応の時給が設定されている傾向が見受けられます。

データ入力以外の業務にも対応しなければならないため

就業先によっては、データの入力だけではなく、以下に示すような業務への対応も求められるケースがあることを把握しておきましょう。

  • 電話応対
  • 一般事務
  • 各種書類(請求書や明細書、申込書など)の作成

このように業務内容が多岐に渡る場合、高い時給に設定されていることがあります。

人手が足りないため

就業先によっては、年末年始、お盆、クリスマスなど、特定の時期に業務が集中することがあります。どの時期が繁忙期なのかは会社ごとに異なり、一概には言えません。なお、国から依頼された業務の場合は「4月」、学校関連の業務の場合は「3月」が繁忙期となる傾向があります。

少子高齢化が進行し、労働者の人口が減少している昨今、安い時給では充分な数の人員が集まりません。このような事情から、特定の時期に大量のデータを入力するために時給を高く設定し、人員を大量に確保しようとする企業も存在します。

即戦力となる人材を確保するため

データ入力の仕事のなかには「短期間だけ業務に従事」というケースもあります。就業先によって従事する期間はさまざまなので、求人広告の内容をしっかりとチェックしましょう。

従事する期間が短い場合、研修などを実施して1から業務を教え込んでいると、戦力になる前に期間が満了してしまうことになりかねません。そのため、「過去にデータ入力の経験があり、すぐに業務に対応できる人材」を確保する目的で、時給が高く設定されている場合があります。

データ入力の仕事をするメリット

以下は、データ入力の仕事をするメリットです。

  • 資格が不要
  • 上司や同僚との共同作業がない
  • 体力がない方でも従事できる

それぞれについて詳しく説明します。

資格が不要

データ入力の業務を遂行するうえで、特別な資格が求められることはありません。基本的なパソコンの操作が可能で、文字や数字を入力できれば従事でき、未経験者でも応募しやすい仕事です。コツコツと地道に作業するのが好きな方は、ぜひ応募をご検討ください。

ただし、長時間、紙やモニターを見続ける必要があり、大量の文字や数字をミスすることなく入力しなければならないため、集中力や忍耐力に自信がある方に適している仕事と言えるかもしれません。

なお、データ入力の仕事に従事することで、「キーボードで大量の文字や数字を正確に入力するスキル」が身に付きます。事務系の職種全般で役立つスキルであり、転職する際のアピールポイントになるでしょう。

上司や同僚との共同作業がない

データ入力の仕事は、基本的に共同作業ではなく、マニュアルに従って1人で黙々とパソコンに向かって作業を遂行します。

「上司や同僚と一緒に作業するのが得意ではない」「コミュニケーションが苦手」という方でも対応可能です。

体力がない方でも従事できる

データ入力は、力仕事ではなく、デスクワークです。「配達」や「倉庫内での仕分け」「販売」などと異なり、椅子に座って作業する業務なので「立ちっぱなし」ということもなく、あまり体力を使いません。冷房の効いた屋内で作業に従事できることも魅力です。

「腕力に自信がない」「膝や腰が悪い」「持病があって長時間立ち続けられない」という方でも業務を遂行できます。

データ入力の仕事をするデメリット

データ入力には、メリットだけではなく、以下に示すようなデメリットもあることに注意しましょう。

  • 長時間に渡って同じ作業を繰り返すため、次第に飽きてくる
  • 目や肩、指に負担がかかる
  • 将来的に仕事が減少する可能性がある

それぞれについて詳しく説明します。上述したメリットも踏まえて、ご自身に合った仕事かどうかをご検討ください

長時間に渡って同じ作業を繰り返すため、次第に飽きてくる

データ入力の仕事では、「文字や数字を入力する」という同じような作業を長時間繰り返すことになります。「パソコンのモニターに向かって黙々と集中して作業するのが好き」という方や、「忍耐力に自信がある」という方に適した仕事と言えるでしょう。

しかし、性格によっては、「単調な作業に耐えられない」「次第に飽きてくる」という状況に陥る場合があるかもしれません。ご自身の性格がデータ入力の業務内容に向いているかどうかを検討したうえで応募することをおすすめします。

目や肩、指に負担がかかる

データ入力の作業中は、常にパソコンの画面を見続けなければなりません。そのため、どうしても目に疲労が溜まります。また、キーボードを何度も叩くため、指や手が疲れてくるほか、同じ姿勢で作業することから「肩こり」「腰痛」などに悩まされる場合があるかもしれません。

ただし、このような問題は、事務系の職種全般で生じることであり、適切な対策を講じれば軽減可能です。「1時間に1回程度は休憩し、腕を伸ばしたり、肩を回したり、腰をひねったりと、自分なりの方法でストレッチをする」「モニターの高さを調整し、ラクな姿勢で作業できる環境を整える」「視力が悪い場合は、眼鏡を用意する」といった工夫をしましょう。

ちなみに、厚生労働省の「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」によると、ディスプレイと目の間の距離を40cm以上確保し、画面の上端が目の高さと同じか、やや下になるように設定するのが望ましいとされています。詳細について知りたい場合は、厚生労働省の公式サイトをご覧ください。

将来的に仕事が減少する可能性がある

ここ数年、AI(人工知能)関連の技術が急速に進歩しています。テレビや新聞などで、「自動車などの自動運転技術」「文章や画像、音楽などを自動生成するAI」といった人工知能に関するニュースを見聞きした経験がある方も多いのではないでしょうか。

近年、紙に書かれた文字を自動的に認識してソフトウェア内に取り込んだり、音声認識機能によって音声データを自動的に文字データに変換したりすることも可能になりました。将来、データ入力の作業を人間ではなくAIが実施するケースが増加すると、仕事量が減少するかもしれません。

ただし、現時点では、人間の手でデータ入力をしなければならないケースも多く、仕事がすぐに消滅することはないでしょう。

2015年には、画像認識の領域において、「人間の写真であるにもかかわらず、AIがゴリラとして認識・分類してしまう」というトラブルがありました。このように、人間が作業していれば発生しなかったであろうトラブルがしばしば起こるため、まだAIにあらゆる業務を任せることが可能な段階には至っていません。

上述したように、データ入力の仕事で身に付くスキルは事務系の職種全般で役立つものです。万が一、AIの発展でデータ入力の仕事が消滅したとしても、「ほかの職種に転職する」という選択をしやすくなるのでご安心ください。

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この記事の監修

奥山 寛史

ビーウィズ株式会社 HR部 部長

2003年にビーウィズに入社。通信、流通、官公庁等の各コンタクトセンターSVおよびマネージャーを経て、採用部門の担当者として従事。OSHIGOTOマートでは働くスタッフの声、働く職場、応募から入社までの流れなど、ビーウィズの情報すべてが詰まっています!是非じっくりご覧ください^^

記事の監修者:奥山 寛史